子どもが元気に育つまちづくり
東日本大震災復興プラン国際提案競技
” 知恵と夢 ” の支援
甚大かつ深刻な状態からの復興を急ぐことは当然ですが、しっかりと未来を見据えたより良いまちづくりを進めることが必要です。経済・産業機能の回復も急務ですが、そういった中でも子どもの成育環境という視点が欠落してはなりません。まちの将来は子どもたちに懸かっています。
この国際提案競技による大震災復興プランは、被災された地区に対する“知恵と夢”の支援です。
次世代を担う子どもが元気に育つことができるまちをつくるため、子ども達の意見や視点を尊重しながら復興するためのプランやプログラムについて、そのアイデアを世界中から広く求めるものです。
ここで応募された提案は、被災された住民主体によるまちづくりの資料として活用され、日本ユニセフ協会、関係学協会をはじめとする専門家集団がサポートし、速やかな復興、まちづくりの実現への推進力となることが期待されます。
主 催:一般社団法人こども環境学会
協 力:公益財団法人日本ユニセフ協会
後援(予定):日本学術会議、日本小児科学会、日本小児科医会、日本小児保健協会、日本保育学会、
日本建築学会、日本建築家協会、日本都市計画学会、日本造園学会、土木学会、日本公園緑地協会、
アジア建築家評議会(ARCASIA)他
応募資格(カテゴリー)および参加費(1提案につき)1.12歳以下(Kids)/無料
2.18歳以下(Junior)/無料
3.24歳以下(Senior)/3,000円(USD30)以上
4.25歳以上(Adult)/10,000円(USD100)以上
※応募者は個人・グループ、国籍・年齢を問いません。
※グループ構成員が複数のカテゴリーに属する場合は、年齢が上位のカテゴリーとします。
※参加費は震災復興支援活動、コンペ運営活動費、優れた提案の実現支援活動に活用されます。
提案内容・対象
被災地において、子どもが元気に育つまちづくりを推進するための方策に関する提案であれば、内容は自由です。
ハード・ソフトに関わらず、被災された自治体や住民の方々が希望を持てる提案を求めます。
提案は、以下の2つのカテゴリーに分類します(応募登録時に選択していただきます)。
A.震災により甚大な被害を受けた地域・地区に共通するまちづくり等に関する提案
B.震災により甚大な被害を受けた特定の地区に対するまちづくり等に関する提案
※カテゴリーBにおいて、地区は原則として行政単位とします。
※応募者は何地区でも応募可能ですが、ただし1地区については1提案とします。
※応募案は原則1つの地区に対するものとしますが、他地区との連携提案も可能です。
スケジュール
●公告 5月25日
●質疑 6月 1日~6月10日
●参加登録 6月 1日~7月15日(カテゴリー4) ※7月4日付けで変更いたしました。ご注意下さい。
6月 1日~8月15日(カテゴリー1・2・3) ※6月17日付けで変更いたしました。ご注意下さい。
※応募状況は期間中随時HPで公表
●提案書締切 7月15日(カテゴリー4)
8月15日(カテゴリー1・2・3)
●結果公表 8月末
⇒Gold(最優秀賞)、Silver(優秀賞)、Bronze(佳作)を選定し顕彰します。
⇒応募提案をまとめた作品集(記録)を出版(9月下旬)します。
⇒応募作品集は提案対象地区となった自治体関係者に寄贈します。
応募作品はHP等に掲載し広く公表します。
本年開催予定の世界建築会議(UIA大会:9/25~10/1)にあわせて展覧会を開催します。
⇒優れた案の作成者を、年齢に関係なくその地区の復興を支援するマスターアーキテクト、コーディネーター等
として推薦します。(ただし地区側の受け入れを保証するものではありません)
提出物(提案図面の大きさ)
カテゴリー1 (kids ) ⇒A3版 (420×294mm)1枚
カテゴリー2 (junior) ⇒A3版 (420×294mm)1枚
カテゴリー3 (Senior) ⇒A3版 (420×294mm)2枚以内
カテゴリー4 (Adult ) ⇒A3版 (420×294mm)4枚以内
審査委員
主催・共催・後援団体所属の研究者・実務者(専門家)
被災地の住民、子ども代表 ※審査委員は審査担当地区には応募できないが、他の地区には応募できる
担当事務局・問合せ先
こども環境学会 国際提案競技事務局
Web: http://sinsai.children-env.org/sinsai/ e-mail: comp@children-env.org
資料等
提案を作成する際において、対象都市・地域の情報については、下記URL等を参考にしてください。
現在、様々な形で行われている調査等により明らかになる被災地の状況については、随時、こども環境学会HPに掲載いたしますので、ご覧下さい。
また、調査結果等のご提供も受け付けております。公開可能な情報はぜひ、プロポーザル事務局にご提供いただければ幸いです。HPにリンク等を貼らせていただきます。
各地区の概要
Wikipedia、役所のHP
地盤沈下調査結果:国土地理院 2011年東北地方太平洋沖地震
http://www.gsi.go.jp/BOUSAI/h23_tohoku.html
経済・農業・林業・水産業データ:農林水産省
http://www.machimura.maff.go.jp/machi/map/map1.html
国勢調査データ:総務省統計局 都道府県別
http://www.stat.go.jp/index/seido/2-3-5.htm
地域別被害情報(臨海部):社会実情データ図録
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/4362a.html
東日本大震災報告集(英語版有):東北地理学会
http://wwwsoc.nii.ac.jp/tga/disaster/disaster-j.html
津波被災マップ(英語版有):日本地理学会
http://danso.env.nagoya-u.ac.jp/20110311/map/index.html
宮城県震災被害情報:宮城県総務部危機対策課
http://www.pref.miyagi.jp/kinkyu.htm
いわて防災情報ポータル:岩手県災害対策本部
http://www.pref.iwate.jp/~bousai/
福島県被害情報即報:福島県災害対策本部
http://www.pref.fukushima.jp/j/
減災リポートマップ(地図、航空写真):Google
http://weathernews.jp/tohoku_quake2011/map/
その他、今後公表される調査等を積極的に参照してください。
参加に当たってご注意いただきたいこと(重要)
この提案競技に関して、関係自治体への直接の問い合わせはご遠慮ください。質問等は必ずこども環境学会にお寄せください。
アイデアプロポーザルですが、復興を目指す被災者の方々にとって参考となる実効性・実現性のある提案を求めます。 対象とする地域・地区のもつ課題をできる限り把握し、どのようにして実行していくべきか、そのプロセスも含めて十分検討し、提案をしてください。また、まちづくりには子どもたちの視点が重要です。できるかぎり子どもの意見も聞いて提案してください。 参加者が各自で現地視察等を実施することは、参加者にとっても大きな経験・学びとなるとともに、被災地の経済に対しても寄与することから、可能であれば現地を訪れることをお勧めしたいと思います。 しかし、本プロポーザルは、あくまでも被災地の方々が自らのまちをより良いかたちで復興するためにお手伝いをするというのが大前提です。様々な学会や有識者、メディア、土木・建設関係者の復興への支援や調査、提案など、多くの方々が被災地に入られていますが、それが多すぎて地元市町村の行政機関や被災されている住民の方々は、多少、困惑気味のようです。 地元優先、地元行政優先、地元被災者優先の姿勢を徹底し、住民の方々、あるいはそれをまとめる地元の小規模な市町村の方々のご苦労に配慮した行動を取っていただくよう心よりお願い致します。 提出物の著作権は提出者に帰属しますが、そのアイデア等の提案は被災地の方々が、様々な形で実現に向かった検討のため、提案者を明記した上で提案者に断ることなく無償で使用できるものとします。このことに同意の上、ご応募ください。 |